第73条「パンジャ」・第74条「あやつり」感想(ジャビン27号・28号収録):パンジャの正体と、彼の狂気を支えているモノを探る

あー、なんか先週から今週にかけて、パロディ書いたり銀魂の感想書いたり真面目な記事書いてみたりして忙しく(?)ムヒョとロージーの魔法律相談事務所の感想が書けなかった牧波昆布郎です。みなさまご機嫌麗しゅう。
今週、というか今日を逃してしまうと、これから二度とムヒョロジ感想書かなくなってしまう気がするので(飽き性だから)。クオリティテラヒクスでもかまわないから、今日中には仕上げたいです。というわけで、みんな、オラにちからをーーーーー!!

パンジャの狂気を支えているモノ

牧波さんは毎週毎週飽きもせず、ブログの記事を集めているわけなのですが。最近どうもパンジャが巷で大人気のようです。あの電波具合が好感的なようで。乙女100%(草野)→シンデレラ(円)→ツンデレ女王様(五嶺)と萌えの花道をひたすら爆走中の西先生がたどり着いた 無我の境地。その3つ目の扉の 先がパンジャなのでしょう。
という冗談は置いておいて。
パンジャは基本的に「電波」として扱われています。たしかに彼の行動をみていくと、そのひとつひとつが狂気によるものに思えてきます。
しかし、果たしてそれだけなのでしょうか。
牧波さんにはパンジャの「狂気」というものが、あまりにも冷静な理性(思考)によって演出されているとしか思えないのです。
いろいろと例に出して見ましょう。

  • ホテルに先回りし、手駒にする準備を完了させていた。
  • 睡眠薬やアナウンスなどを利用して、草野とその他の人間を分断させた。
  • 草野が助けを求めようとしたホテルのメードを操った。
    • つまり、パンジャは草野が助けを求めていること、メードたちが正気のままでは草野を助けに入るであろうという事がわかっていた。
  • 何度もロージーを意識不明に追い込もうとし、追い込んだ後は身体拘束を行った。
    • つまりパンジャは、草野が自分から逃げていることをちゃんと理解していた。

これらは冷静な思考能力がなければ行えない芸当です。こういった視点で読み返すと、パンジャの狂気は本能によるものではなく、むしろ理性によって支えられていることが分かると思います。
そして、これは同時に、痴漢やレイプ、ストーカーの加害者にも言えます。多くの人はこれらの行為を「電波」「男の本能」などといった言葉で片付けますが。実際に彼らの行動を突き詰めていくと、これらの行為の裏には周到な計画がある場合が多いのです。痴漢やレイプ、ストーキングもまた、理性に支えられた犯罪であると言えるでしょう。

パンジャの正体とは

さて、デスノートの推理以上に当たらねぇぞゴルァ!ともっぱら好評のムヒョロジ推理ですが。今週はパンジャの正体に迫りたいと思います。
さて、パンジャの正体ですが。ブログを巡回していくと、「ロージーが昔遊んでいた人形」という推理がけっこうありました。
というわけで、牧波さんはこの推理に付け足しをして、「ロージーが昔遊んでいた人形に寄生していた霊」と予想しておきたいと思います。理由としては、人間を含めた動物の霊、例えばレインドック(捨て犬の霊)*1ならなんとなく納得できるんですが、「無機物(人形)の霊」というのは、ちょっと考えにくくて。
第4条「プレゼント」のカワイイイス(?)に憑依した霊や、金未来杯(第一巻読みきり)のストラップに憑依した霊、第12条「狂気」の紙吹雪&円のマントに憑依した霊、そして赤川団地の霊に前例があるように、霊が物体に憑依することは十分に可能なようですし。
ですからパンジャの正体は、ロージーが昔遊んでいた人形に寄生していた霊であるに300ヨイチです。

*1:第22条「魔監獄潜入」