「伊勢崎のジャンヌダルク」への怒り:追記

先日のid:makinamikonbu:20060116の記事に関して、私的に大変素晴らしいと思う記事が3つ(たぶんもっとあるはず、教えてください)あったのでご紹介します。

で、今日はこのうち、黒蜥蜴さんのエントリに対する言及を行おうと思います。とは言っても、別に黒蜥蜴さんに文句を言おうとしているわけではないので(笑)ご安心を。


まずは以下の記述から。

伊藤氏に習って何の根拠も無く持論を述べさせてもらうと、“このような性犯罪被害者を中傷する発言によって泣き寝入りする被害者が後を絶たず、それが加害者の増長を招き結果として性犯罪を助長させる”とも言えると思います。
もちろん何の根拠もありませんが、伊藤氏の“男女混合名簿が性犯罪を招く”というトンデモ理論よりもまだマシだと思います(もっとも、少なくとも未成年による性犯罪は減っているんですけどね!)。

ちょっと待って!それ、たしか根拠があったはず……

性非行少年の心理療法 (有斐閣選書)

性非行少年の心理療法 (有斐閣選書)

実際に持っていないので、どのように書かれているのかは分からないのですが(非行「少年」についての本みたいですし)、杏野丈氏のサイトに掲載されている「序章 性非行の責任の所在はどこにあるのか」を読むと、もしかしたら針間氏の本は黒蜥蜴さんの持論を支えるかもしれません。


もうひとつ、セカンドレイプに関することを詳しく書こうとしましたが、書けませんでした。ごめんなさい。
ただひとつだけ言えるのは、伊藤氏のエントリは、

  1. 被害者自身が自分を責める
  2. 片親が被害者を責める
  3. もう片親も被害者を責める
  4. 病院の医者が被害者を責める
  5. セカンドレイプ
  6. 復学後の学校の同級生や、近所の住人が被害者を責める(陰口が主)

を何度も何度も経た後での被害者バッシングだということです。伊藤氏のエントリは陰口と同じで、事件自体を歪曲して、根も葉もない批判で被害者を攻撃する攻撃方法です。ある意味では最終段階ですが、この段階が終わることは決してありません。