第62条「絆」(ジャビン15号収録):エビスを抱きしめて
あかんわー、ネウロに引き続いて今度はREBORN!にまでときめいてしまいました。獄寺君かっこよすぎだよ。そんなに君はツナのことが大好きなのかい?と思わず問いただしたくなるほどの犬っぷり。思わず某魔法律漫画のドM裁判官を重ねてしまいましたよゲヘゲヘ。
今度の赤マルではぜひ、REBORN!とムヒョロジとでコラボをやってほしいですねー。タイトルは「獄寺と恵比寿の 忠犬 忠誠相談事務所」なんでどうでしょう。もはやお前らは死ぬまで愛すると誓った女王様について、とことん語り合えばいいと思うよ。
つーわけで(?)これより先、本編のネタバレが入ります。ご注意くだされ。
ねえ エビスさん
今も迷える悪霊達は
ムヒョの執行を受けながら
エビスさん達の物語を
語り継いでいるよ
だけど 僕が見たかったのは
あんな悲しい結末じゃなかったのに
(乙女なんかじゃない 12巻より)
今週号の脳内テーマ曲は中島美嘉さんの「桜色舞うころ」に決定しました。
今週の扉絵、すごく綺麗ですねぇ(うっとり)。牧波さん、こういう黒の使い方がすごく好きなんですよー。第23条「いかれ庭師」や第35条「〜風の中のツバメ〜」の扉絵なんかも綺麗ですよね。西先生の画集出ないかなー
エビスを抱きしめて
p.16-17の衝撃的な見開きがくるまで、トーマスの存在をすっかり忘れていましたorz
だってだって先週の感想で書いた
次回予告
そこだ!!
エビス!!
抱きしめ
ろーー!!!!
(#゜Д゜)
とりあえず、王子様の愛によってツンデレラが息を吹き返す展開を期待します(グリム童話を混同しすぎです)。
がビンゴ☆しちゃったんだもの。途中まで、ですけど。
p.13-15にかけての、五嶺視点でエビスがだんだんと拡大されていく場面で発狂しかけましたからね。次のシーンでは絶対ダイビングキャッチするよ!エビスならやるよ!と思って……いたん……どぇすけどorz
それにしても、霊化はともかく蜘蛛化までした五嶺を、何の躊躇いも無く受け入れる恵比寿には感動した!
五嶺とエビスは絶対に生還すると信じています。
人は愛を得るためには同等の奉仕が必要となる。
等価交換の原則。
あの頃ぼくらはそれが世界の真実だと信じていた……。
本当の世界は不完全で、
その全てを説明できる原則など存在していなかった。
等価交換の原則も。
それでもぼくらは信じている。
エビスは五嶺なしに幸せになることはできない。
エビスが貫いた五嶺への愛は、
きっと五嶺を救うための代価だった筈だ。
そして人は誰でも愛という代価を払うことで、
必ず愛する人を救うことが出来ると。
等価交換は世界の原則じゃない。
いつか会う日まで交わした、
下僕と女王様の、絆(と書いてyakusokuと読む)だ。
(ダルマの錬金術師 最終話「ヨコハマ2006」より)
コミックス5巻における、五嶺&エビスの言動の矛盾を検証する
牧波さんの脳内設定
のうち、上記の2つを補強するために、軽く触れようかと。
五嶺グループって実はそんなに悪の組織じゃないのでは?(1)
「憑き物をとってやったのに サギ扱いされて金を払わんババァがいるというのでなァ」*1
草野や竹之内が電話の内容を直接聞いたわけではないところに注意すると、五嶺の言葉がハッタリである可能性も考えられます。
そもそも電話の内容を伝えるだけならば、恵比寿以外の人間の耳に入れる必要はありません。というか、電話の内容自体、恵比寿の耳に入れる必要すら(以下略)
除霊代五百万円ポッキリ 親御さんに用意してもらっときな」*2
後の「必死だよねェ…業者も三千万円出すたぁ …ククク」*3の発言と照らし合わせると、額面に矛盾が出ます。
大企業にとっての三千万円*4と個人にとっての五百万円とでは、明らかに個人にとっての五百万の方が重荷です。
よって、五百万円の額面もハッタリではないかと考えられます。
ハッタリを掛けた理由としては、ムヒョを勝負に乗せるための人質のつもりだったではないか、と牧波さんは考えています。結局五嶺は負けたそうですが*5、もし勝ったとしても取り立てる気はなかったのではないかと。
五嶺グループって実はそんなに悪の組織じゃないのでは?(2)
ちょっと今、手元に無いのでめちゃくちゃ曖昧ですが、第56条「信頼」におけるやりとりより。
恵比寿「五嶺様の右腕でありつづけた10年間は
オレにとって最高の日々だった……!」
草野「…わ…悪い事を沢山しても…?」
恵比寿「…悪い事…?」
マリル「知らばっくれるな……!
五嶺の悪行の数々の事だよ……!」
恵比寿「フン そんな事か……
お前等には分かるまい…
巨大な組織を束ねる事の大変さも──
あの若さで長を務める重圧もな……!!」
この恵比寿の発言は「悪いことをしているのに、開き直っている」という意味に取れます。
ですが、草野(おそらくはマリルも)が五嶺グループの悪行を直接見たわけではないという所に注意すると、噂が一人歩きしている可能性があるとも考えられます*6。六氷事務所ですら「反逆者と通じてる*7」と噂されている位ですし。
こうやって考えると、恵比寿には「身に覚えが無い」つまり「本当は悪いことをしていない*8」という意味に取ることも出来ると考えることができます。
恵比寿は五嶺様だけを信奉している
「オレの夢はなぁ……早く独立して金持ちになって ああいう女を下僕にすることなんだよォ…」*9
このセリフだけを額面どおりに受け取れば、恵比寿は五嶺の下から独立したがっているのだ、と考えることが出来ます。
しかし、やっぱり額面どおりに受け取ってしまうと、牧波さんの脳内設定がピンチになってしまいます。なので、その前後及びそれまでに、恵比寿がロージーに吐いたセリフも見てみることにします。
「ザコめ… ゴリョー様を知らんとは…」*10
「いちいちムカつくんだよガキが…!! 執行人の横にいていいのは裁判官だけなのに―」*12
こういった流れを見ていくと、「オレの夢はなぁ……」というセリフも、ロージーへの嫌がらせを目的に吐いたものなんだ!と深読みすることが出来ると思います。
そして嫌がらせの背景にあるのは、やっぱり五嶺への信奉なのではないかな、と。五嶺様の「となり」にいるための努力はきっと凄まじいのでしょう……およよ。