第65条「蠅王の鎧」感想(ジャビン18号収録):「禁書」とは何か──解かれゆくのは謎の数々か、それとも
今週のジャビンの付録の銀魂のパフェの香り付きカード(「の」多すぎだから)にもの申す!
なぜ銀魂なのか!?*1なぜパフェなのか!?*2と小一時間ほど問い詰めたい。やっぱりホラ、香り付きの付録にするならさ……ほらあるじゃん色々とさ、ホラ(さわやかな笑顔で)。
と言う訳で、これより先にはジャビン本誌の内容のネタバレを含みます。御注意を。
今週の感想
ぶっちゃけた話、これまでのムヒョロジの中で一番つまらない回でしたー*3。火向の言う「奴の究極のコレクション*4」が何なのかも牧波さんには理解できんかったしなァ−。
それでも評価できる点としては、コミックス5巻での最大の伏線
Q ヨイチはナナちゃん以外の女の子のおっぱいも、もんだりするんですか?
(東京都 H.Iさん)
の謎がついに暴かれたことでしょうか。5巻発売当時、「つまりヨイチはロージーのおっぱいをもんだりする、ということで宜しいですね!」との評判がネット界に広がりましたが。まさか作者本人がしかも連載媒体でやるだなんて、夢にも思っていませんでした。西先生は偉大です。
ところでp.18の「おおっ!!良い味がするぞ!?」をもて訳すると、以下のようになると思います。
- トーマスに捕まったのはヨイチの左手
- ヨイチの左手がもんだのはロージーのおっぱい
つまりこの式により、ロージーのおっぱい=良い味という解が、宇宙の摂理であるということが証明されました。もう一度言います。西先生は偉大です。
五嶺コンビ再登場の可能性を追求する
五嶺様が遂に退場してしまったよ!せっかく前回「ょぅι゛ょ ゅぅヵぃ ιょぅょ!」で盛り上がったのに−!
くうっ、こうなったら第60条「トーマスという男」p.11にて、ビコがロージーに渡した包み(が入っているボストンバッグ)が五嶺様のリムジンに載せられたままであるという伏線に頼るしか……!
このトーマスの問題は、できれば
の3人で解決してほしいなあ、と思います。
今井裁判官再登場の兆し?──魔厄小太刀の伏線が意味するもの
みんなが大好きなYukimiさんのSnow Swallowにて「禁魔法律家の内通者=今井玲子」説が唱えられて以来、不安が募り過ぎてご飯ものどを通らないなんてことはない牧波さんです。
Yukimiさんは「ネタとして書いてます」と書かれているワケで、あんまり突っ込むのもどうかと思うわけですが。やっぱり気になります。
だって今井裁判官が禁魔法律家の内通者だったら、vsソフィー編の設定における問題のうち、少なくとも2つが解決してしまうんだもの。
ではまず、vsソフィー編のタイムテーブルを前半部分だけ作成してみます。
解決する問題1:赤目の扉のフダは、いつ剥がされたのか
この問題は、第33条「賭け」・第34条「対峙」感想のエントリでも考察し、その際に「リオが事前に、効果の薄いフダに貼り換えていた説」「円がひょいひょいと遠隔操作で剥がした説」を提示しました。
ただ、今更ながら上記2つの考察はなかなかややこしく、ちょっとスマートじゃ無いかなぁーなんて思ったりもしています。
その点、もし今井裁判官が「内通者」だったら、問題はもっと簡単に解決します。藤原を置いてソフィーから逃げる道中で、フダを剥がしていけば良いわけですから。また今井裁判官であれば、魔監獄の当直中にソフィーのフダを剥がすチャンスが何度かあったことでしょう。
解決する問題2:なぜ見回りの時点では、今井裁判官とソフィーを見つけることができなかったのか
牧波さんの脳内では「ソフィーも今井裁判官の隣で遊び疲れて眠っており、リオが上手にごまかした」という設定になっていますが。
ある意味では魔監獄編における最大の謎(というかタブー?)であるこの問題も、「禁魔法律家の内通者=今井玲子」の説にかかればイチコロです。島のどこかに隠れていればいいのだから(笑)。
そもそもシャワールームで発見されるまでの2日間ずっと気絶していた、というのが胡散臭いんですよねー。
ちなみに、牧波さんの「禁魔法律家の内通者=今井玲子」説の「禁魔法律家」は、ティキひとりのみを指しています。
「禁書」とは何か──リオの眼差しが意味するもの
先週の感想で書き忘れていましたー。
これまでに登場した「禁書」の情報をいくとか集めますと、以下のようになります。
- 永遠の生と復活を約束スル 禁魔法律の奥義が手に入る*13
- 協会だけでなく 人という人を巻き込もうというわけか*14
- なぜ禁魔法律なんぞに染まった 追放では済まされんぞ!!──不死の力さ!!(後略)──フン禁書を奪う気か…! 浅はかな…!!*15
上記から、禁書によって得られる「禁魔法律の奥義」とは
- 命に与えられた時間を永遠のものにし
- 生を失った命をもふたたび甦らせる
- 代価には多くの人間の“なにか”を必要とする
という性質を持つと考えます。
なぜ、リオは我孫子ではなく禁魔法律を選んだのか……。第33条「賭け」・第34条「対峙」感想のエントリでも、牧波さんは色々と考えていましたが。
上記や、「禁書」の解析も自分の意志で行っている様子から考察すると、「実は禁魔法律には期待していることがあるよ派」が一番妥当でしょうか。ママを甦らせたいのかな……。