紙屋研究所の放浪息子4巻の感想が……!

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放浪息子 (4) (BEAM COMIX)

放浪息子 (4) (BEAM COMIX)


ああ、ついにきてしまったのか。という感じです(笑)


なんというか、男の人の言いたいことがすべて詰まっている感想では無いかと思いました。
基本的に男の人は性的魅力を感じる相手からモテモテ(笑)になりたいんでしょうね。


その中にある、無条件に女の人に好意を持たれたい。
そんな素敵な夢を叶えてくれる魔法の書物が、
主人公の内気な男の子(?)がワンピースやキャミソールなどの女の子向けの服を着ちゃう、
しかもその姿が(男装女装に関係なく)半端なく可愛いという基本設定を持っている、
この放浪息子なのですね。


羅列してみると、
 ・常に女の子が周りにいる
 ・しかも彼らは自分に好意を持っていると見える
 ・彼らの好意の前提である、と信じている属性に自分は属していると感じる
 ・好意の対象は努力などによって得られているものでは無いと思う
 ・さらにこの好意の対象は過去に自分も持っていたものである気がする
といったところでしょうか。


これが悪い、とか良い、とかの判断はできないのですが。
とりあえず、ここまで彼ら夢追い人の需要を消化する志村貴子さんはすごいなぁと。


でもさ、なんかこう書いてみると、
自分が何のためにこの漫画を買っているのかが解らなくなってくるんだ……


結論。
牧波さん的には、3巻が楽しかった(瀬谷君とのデートがあったり)だけに
これから読む4巻がすんごい心配です。
恐すぎてまだ買うことすらできていません。
放浪息子よどこへ行く。


ぶっちゃけたはなし、途中までコミックビームと言う雑誌で読んでいたんですが、
女の子たちが修ちゃんに対するあからさまな恋愛感情(?)を示しはじめたところで
ついにドン引き。雑誌の購入を停止したほどです。


他の人のレビューを見ることで、買う意欲が出ればなァ、なんて思っていたのですが。
あんま効果は無かったかも。


*注記
この放浪息子4巻の感想を、はじめて紙屋研究所のレビューとしてみた方へ。
紙屋研究所に掲載されている文章は、漫画レビューを含め、
理路整然としたわかりやすい、読みやすいものがほとんどです。
ただ、今回のレビューがあまりにも唐突だっただけなのです。


もちろん今回のレビューも、1巻から順に読まれると、
「これは4回目にして、来るところまで来たレビューなのだな」
ときっちり理解できるはずです。たぶん。
自分のきもちを他人にわかりやすく伝えるための技術も学べると思います。
今のところ、漫画レビューの最上級オススメサイトです。