牧波さんがついた嘘について

id:makinamikonbu:20051114に、牧波さんは


マネー氏が『性の署名―問い直される男と女の意味』で発表した、ジェンダーとセックスの差異に関する発見は、

半陰陽や性転換希望者などの患者を相手にして、ジェンダーがセックスから独立していることをつきとめた*1

でした。
(性差の連続性は他の人によってすでに証明されていました)


と懺悔したのですが。これについて疑問がでた。


ジョン・マネー氏の研究って、八木氏が言うように「女性学の基本的テキストとして読み継がれている*2」のか?」


新刊は入手不可能な状態ですし、さる方よりお借りしたジェンダー論の教科書には「ジョン・マネー」の項目すらありませんでしたし……うーん。怪しいなー。

*1:上野千鶴子著『差異の政治学岩波書店, 2002

*2:「解説 ジェンダーフリーの“嘘”を暴いた本書の意義」より