第61条「蟲」感想（ジャビン14号収録）：これなんて闇の末裔？
これより先、本編のネタバレが入ります。ご注意ください。
ねえ ヨイチさん
「くるりら」なんていうメルヘンな音を
あの時ロージー君はどうやって出したんだろう
それは未だに分からないよ
私自身が某少女漫画の大ファンなので、「モノローグを使うときには絶対にネタは止めよう」と心に誓っていたのですが……「くるりら」にしてやられました。
少女漫画のヒロインってのはナ、只のメルヘンチック済みゃいいが
この漫画の場合、救いようが無ェ…
アニメ化の際は、主人公マンセーをネタに叩かれないことを祈っています（笑）
これなんて闇の末裔？
うわー、奇姦者トーマスが邑輝にしか見えません*1。変態だよ悪趣味だよ奇姦者だよ。五嶺は美形＆お色気キャラな上に、トーマスとは（教師と生徒と言うことで）過去に因縁があったようですから、まんま密ですよね……つーことは、恵比寿は都筑か……おお、奇遇にも両方とも犬じゃないですか（笑）
ジャンプ以外の漫画との比較ネタは止めようと思っていたのですが、だめでした（笑）トーマスが奇姦者すぎて腹がよじれそうです。
とりあえず今後の展開としては、トーマスと五嶺が恵比寿の身体を賭けてポーカーをするといいと思いました。
「五嶺様エビスです!!! エビスが参りました!!」
か、かっこいい……！恵比寿がすごいイイオトコになってます。
- 頭突きで裏口の扉を破る恵比寿
- 火向の羽交い絞めを振り切って駆け出す恵比寿
- 「五嶺様エビスです!!! エビスが参りました!!」と叫ぶ恵比寿
- 模造霊の攻撃を何度喰らっても、ダルマの如く何度でも立ち上がる恵比寿
暴れ馬のように暴走する恵比寿の全てがカッコいいです。そしてそんな恵比寿を冷静にフォローして見守る火向もかっこいい……！西先生のキャラの魅せ方は本当に素晴らしいです。心の中では「へタレじゃない火向なんて火向じゃないやい！」と叫んでいたのは君と僕だけの秘密です。
今回の恵比寿は目が大きくなって、ちょっと美化してますね。キモキャラの座は奇姦者にでも譲ってあげたのでしょうか。
前回の第60条「トーマスという男」を読み直してみると、リムジンに乗ってからの恵比寿が終始無口で俯いている様子が見えます。車の中でも、五嶺のことで頭がいっぱいだったのでしょうね。黒鳥や円が母親を助けようとしたとき*2も、こんな気持ちだったのでしょうか……。そう思うと、どことなく切なくなります。
丸くて小さな模造霊
第11条の「感染する口唇の霊」もそうですが、この手の描写が苦手な牧波さん。今回の模造霊の目や口（？）の切れ目がすごく気持ち悪かったです。思い出すと背筋がぞっとします。
模造霊を魔法律を使おうととしていたムヒョは、どのような執行をするつもりだったのでしょうか。元々は成仏するはずだった模造霊たち。どうせなら銀の梯子など、浄土逝きの執行をして欲しいです。
ところであの館の模造霊全てを成仏させるとしたら、いったいどれだけの執行が必要になるのでしょう。最終的にはスルーされるのでしょうか。
