第68条「在り処」感想(ジャビン21・22号収録):六氷がトーマスの禁魔法律書を壊そうとする理由
ついに魔法律感想が一週遅れになりましたorzごめんごめん本当にごめんなさい。こんぶブックマークの更新だけはちゃんとやっているんで大目に見てあげてください。
というわけでして。以下、ネタばれを含みますのでご注意ください。
六氷が奇姦者の禁魔法律書を壊そうとする理由
今回のトーマスの禁魔法律書が、黒鳥が持っていた炉主の杖と被ってしまってしょうがない牧波さんです。
今回は魔監獄編の時と同じように、「禁魔法律の契約を交わした使者を倒し 契約を白紙に戻す(第33条「賭け」p.15)」つもりが六氷にはあるのではないかと考えています。円以上に禁魔法律に「染まって*1」しまっているトーマスに対して、契約の白紙はどうのような効果を発動するのでしょうか(もちろん成功した場合、ですが)。今後の展開に関する、大きな分岐点になりそうです。
六氷は草野に何を期待しているのか
今回の作戦は常人には耐えられない、だから常人の「数倍の煉の量*2」を持つ草野が指名された。たしかに理にかなっています。
でも、六氷の狙いはその理由だけじゃないと、牧波さんは思います。
「ペイジのしごきで鍛えた根性 オレにも見せやがれ……!!*3」
六氷が草野に言い放ったこの一言が引っかかります。ただ禁魔法律書を壊してくる(煉の消耗に耐える)だけならば、こんな言葉は要らないだろうと牧波さんは考えます。おそらくここで六氷が言った「根性」とは、赤川団地編での「覚悟*4」と同じ意味を持つのでしょう。
「ムヒョがロージーを選んだ理由*5」は、草野が「曲がらぬ優しき心*6」を持っていたからだ、とペイジのしごき=魔法律検定編で明らかにされました。ペイジのしごきで「ありのまま*7」の自分を取り戻した草野は、トーマスのコレクション(蠅王の鎧)の中で何を成し遂げるのでしょうか。いよいよvs奇姦者編もクライマックス。どのような終焉を見せるのか非常に楽しみです。
あ、そういえば。今回でちょうど8巻収録分になるんですね。