第69条「居場所」感想(ジャビン23号収録):ダークヒーローが真の悪役へと変わり果てた瞬間

本日行列のできる魔法律相談事務所参戦された方も、されなかった方も、本当にお疲れさまでした〜。牧波さんは今日の朝ギリギリまで交通費の事で迷って、結局行かないことにしました。片道1万円以上を払えるまで愛はありませんでした……orz いいもん。9/17に大阪で開催されるムヒョっと西祭りには絶対にいくもんっ……!*1


というわけで、以下本編の感想となります。
早くしないとジャビンが発売されちゃうよムヒョォ〜*2

少年誌でも通用するムヒョロジ

id:ennpitu:20060401さんの予想通り、本当に一発KOでめでたしめでたしな展開でびっくりしました。まるで「別れてびっくりした〜」と思ったら、たった十日という超スピードでヨリを戻したムヒョとロージーのように、一度で二度おいしい展開です。これぞエイプリルフールの醍醐味なんですね!
ところで今回「皆の力を合わせ…遂にトーマスを撃破!!」などという、まるでムヒョロジが少年誌でも通用するかのようなアオリが付いていましたが。どうしても牧波さんには「集団でトーマスをボコった上で、ムヒョが止めを刺した」ようにしか見えませんでした。「強敵に追い詰められながらも、皆の力をあわせて完全勝利!」な王道少年漫画的展開を狙うには、奇姦者トーマスはあまりにも小者で、対するムヒョも大物すぎたように思います。

ダークヒーローが真の悪役へと変わり果てた瞬間

ムヒョがトーマスに止めを刺した瞬間、牧波さんの脳内におけるムヒョの位置付けは、ダークヒーローから悪役へと変わりました。原因はおそらく、牧波さんの脳内において「ムヒョはトーマスの執行に何らかの叙情酌量をするんじゃないかなー」という思い込みがあったからだと思います。以前にも書きましたけど、ムヒョロジってそういう漫画だと思い込んで(妄想して)いたので。
でもよくよく検証してみると、実はムヒョの執行にて叙情酌量がされたケースって意外と少ないんですねー。以下にまとめてみました。

  • 叙情酌量
    1. タエコ*3
    2. ノブオ*4
    3. ユウタ*5
    4. ナナのパパ*6
    5. 服部京子*7
    6. 平田残雪*8
    7. アイちゃんのママ*9
  • 問答無用
    1. 学生寮の悪霊*10
    2. ピアノの生霊*11
    3. カワイイイスの悪霊*12
    4. 吸血の悪霊*13
    5. 歩道橋の悪霊*14
    6. 感染する口唇の悪霊*15
    7. 紙ふぶきの悪霊*16
    8. いかれ庭師*17
    9. 藤原裁判官補佐*18
    10. ソフィー*19
    11. ティキが融合した魔監獄の霊々*20
    12. M・L・HOTELの悪霊*21

ただ、「魔法律は人を死なせる為に存在しない 救うためにある*22」以前にムヒョが言ったこのセリフから考えますと。もしかしたら「地獄行き」は、霊自身をも「救う」ための手段なのかもしれませんね。

*1:あぁやっぱり、これは草野がやるからオトコ受けするのであって。牧波さんがやってもキモいだけですな。

*2:ごめんね、牧波さんオンリー行けなかったショックが大きくて壊れちゃったんだ……

*3:第1条「リエとタエコ」

*4:金未来杯読みきり

*5:第6条「消えないモノ」

*6:第8条「ナナとパパ」

*7:第16条「草葉の陰」

*8:第19条「夜の蝶」

*9:第44条「勝敗」

*10:第2条「キヨミおばあちゃん)」

*11:第3条「才能」

*12:第4条「プレゼント」

*13:第5条「看板破りのケンジ」

*14:第9条「ロージーのペン」

*15:第11条「前兆」

*16:第14条「となり」

*17:第23条「いかれ庭師」

*18:第24条「微動」

*19:第29条「悲しみの始まり」

*20:第34条「対峙」

*21:第47条「合格発表」

*22:第9条「ロージーのペン」p.17