第70条「判明」感想(ジャビン24号収録):「ありがとう」――その一言が示す意味
JUMP SUPER STARSの最新作がニンテンドーDSでこの冬登場!ということで、「君がこのゲームでプレイしたいジャンプキャラ」を募集するアンケートがありましたが。いいかお前ら、絶対に草野と五嶺様に投票するんじゃねェぞ!いくら五嶺たまやロジたんとプ……うわなにするやめ
という訳で、この先本編のネタバレを含みます。アテンションプリーズ。
今週分のこんぶブックマーク(随時更新予定)もよろしくね☆
なあ トーマス
星屑が滲んで
今夜も空がやけに眩しいよ
ボクは今でも
キラキラしたものを見ると
お前の事を思い出すから
「…ありがとう……*1」――ペイジの言葉が示す意味
今回ペイジが言った「ありがとう」は、何に向けられた言葉なのでしょうか。
箱舟の一人を始末してくれたことに関して?それとも、トーマスを禁魔法律から解放してくれたことに関して?
他にも色々な説があるとは思われますが、もしも後者であれば。前回の感想で書いたとおり、
ただ、「魔法律は人を死なせる為に存在しない 救うためにある*2」以前にムヒョが言ったこのセリフから考えますと。もしかしたら「地獄行き」は、霊自身をも「救う」ための手段なのかもしれませんね。
六氷が今回トーマスに対して下した執行も、トーマスを救うためのものだった可能性が高いです。
問題は「地獄行き」の「地獄」が何を意味するのか、ですが……。自分の過去をもう一度やり直せるところ、だったりするのでしょうか。
それにしても。牧波さんは常日頃から「性暴力を犯す人間は全員、最低でも23日間は 地獄のような 想像も出来ないような苦痛にのたうちまわった上で、孤独感や寂しさを痛感しながら無様に息絶えるべきだ」と思っているのですが。なぜかトーマスに関しては、「どうか救われて欲しい」という願望を抱いてしまっていました。
これは不思議です。本来なら牧波さんは、トーマスの無様な死に対してすら「生ぬるい」とすら言いそうなのに。もしかして牧波さん、「性暴力を犯した者」ではなく、「ひとりの人間像(あくまでフィクションですけれど)」としてのトーマスに近づきすぎてしまったのかな……。なんかすごくモヤモヤします。
ついに開催!第一回 元カノvs今カノガチンコクラブ
そしてついに開催した「第一回 元カノvs今カノガチンコクラブ」。第34条「対峙」では実現しなかった夢の対決のゴングが鳴らされました。
という冗談(?)はおいといて。何故今ごろになって円は草野を「邪魔だな*3」と思うようになったのでしょうか。ブログを巡回したところ、一番多い意見は「草野の能力がレベルアップしたから」でした。たしかに、五嶺登場編からこれまでの草野の(力量の)成長を顧みると、この意見は妥当のように考えられます。
そんな空気の中で敢えて、牧波さんは別の意見を提示します。理由は以下に引用する円のセリフからです。
まさか事務所を奪われた敵を助けるとはね
完全に予想外だったよ そこまで偽善者だったなんて…… フフ*4
牧波さんはこのセリフを読んで、今回「トーマスが余計な気を起こ*5」したことは、じつは円の筋書きだったのではないかと考えました。
そして同時に、六氷の行動も何らかのかたちで円の筋書きに組み込まれていたのではないか、と(そして実際には、六氷はその筋書き通りに動かなかった)。
おそらく円が知っている過去の六氷と、現在の六氷の間には「何らかの違い」があるのでしょう。そしてその「違い」を引き起こすきっかけになったのは、おそらく草野なのでしょう。少なくとも円の脳内ではそうなっているからこそ、円は草野を「邪魔」だと認識し始めたのだと思います……ってこれどう考えても昼ドラどろどろ愛憎劇ですよYukimiさん!
(2006/05/21 追記)
円が草野を「邪魔」だと感じる理由は、今のところ上記で提示したように、草野が六氷を変えてしまった(と円には感じられた)からだと思われますが。
この先もし円が、<草野は六氷の「宝物*6」だ>と気付いたら!つうかいつかは気付くよな。やばいよヒロインー