第71条「出発」感想(ジャビン25号収録)追記:「その先に待っていた人物」とは誰なのかを予想する

エム×ゼロ」っていう漫画が始まったんだからさ、来週から「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」も「ムヒョ×ロジ」にすればいいと思うよ。だってもう事務所いらうわなにするやめ


というわけで、ここより先にはネタバレを含みます。ご注意を。


ちなみに今回の後半に載せた「事件の黒幕の、さらに奥の黒幕に隠れた者を探る」の記事は、昨日の同名前記事に加筆修正したものです。基本的にはあまり変わっていません。

「その先に待っていた人物」とは誰なのかを予想する

今週の次号予告アオリの「その先に待っていた人物」とは誰でしょうか?
牧波さんはビコの弟子だと思います。ビコじゃなくて、ビコの弟子。ビコが作った「――書*1」を持った弟子が、ムヒョ様ご一行を待っていると、牧波さんは予想します(しつこい)。
なぜビコではなく弟子なのか、というと。おそらくビコは箱舟に連れ去られてしまったからだと思います。箱舟って言うか、ティキですね。前回リオが「助手が一人いればね…*2」と喋ったのが伏線になりそう。
ビコをリオの「助手」にすれば、ティキは「早く禁書の封印を解くことが出来る」「リオの弱みを握ることが出来る(裏切りを防げる)」と考えていそう。

事件の黒幕の、さらに奥の黒幕に隠れた者を探る

箱舟、黒鳥、円……禁書を巡る彼らの裏にいるのがティキであるということは、サザンタワー・四賢人の間でのペイジの台詞「なるほどな 協会だけでなく 人と言う人を巻き込もうというわけか ティキ*3」から確認できますが。
なんか牧波さん、黒幕であるティキのさらに後ろに、まだ黒幕があるような気がしてなりません。
今回の流れまでの間には

  • 円および黒鳥が失意によって禁魔法律家になること
  • 禁書が四賢人の間から盗まれること
  • ロージーがムヒョと同じ(円や黒鳥の救出)目的を持つこと

まぁ何が言いたいのかといいますと。要は「真の黒幕って、ペイジなんじゃね?」ってことです。はーいみんな静かにー!
だってさー、

  • 草野がMagic Low Schoolに合格できなかったのも
  • 円&六氷時代に執行人の枠が一つしかなかったのも
  • 黒鳥の家の周りにDQN魔法律家しかいなかったのも
  • Magic Low Hotelにて草野が悪霊に襲われた(六氷が目をつけるきっかけになった)のも
  • 四賢人の間のセキュリティが甘かった(ブイヨセン脱獄事件発生のため?)のも
  • ヨイチの調査が二年半かかったのも

全部ペイジが裏で糸を引いていたと考えれば、辻褄が合ってしまうんですよー。
以前第65条「蠅王の鎧」感想:「禁書」とは何か──解かれゆくのは謎の数々か、それともの記事にて、「禁魔法律家の内通者=今井玲子」説を提示しましたが。内通者・今井玲子の上にペイジがいると仮定するならば、双方の説の可能性はより高くなります。とりあえずの図式としては、ティキとペイジがつながっている(ただしペイジはティキを欺いている)という感じでしょうか。


牧波さんの憶測は続きますが、ペイジが黒幕である理由としては、やはり禁書を狙っているからだと考えています。彼は「最高の錬金術師によって封印をとかれ、最高の魔術師によって未使用で返還されるであろう禁書」をねらっているのではないか……と。

―――ここからは私の憶測と言うか まあ 願望みたいなもんかねぇ…
―――もしかしたらその錬金術師は 伝説のような憎しみではなく
只悲しくて ただ家族に戻ってきて欲しくて 禁書を造ったとしたら…?
作る気持ちだけなら 分かると思わんか…?
エンチューもリオ君も そんな気持ちで向こうにいてくれたなら
少しは救われるんだけどね
ハハッ 甘い妄想って奴か…*4

*1:第70条「判明」p.10

*2:第70条「判明」p.11

*3:第63条「嵐の前」p.18

*4:第71条「出発」p.10